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2011年3月 9日 (水)

本ブログ休止中のCBTの変化・・・ACTがブームに!

ACTが大ブームになったことも、ブログ休止中の大きな変化でした。

ACTとは「アクセプタンス・アンド・コミットメント・セラピー」のことですが、

この数年に出版されたACT本の多さには、おどろくべきものがあります。

というわけで、私自身も「これは知っておかねば」と思い、

ACTの本を何冊も買い込み、勉強すると同時に、

学会などのワークショップにも何度か参加させてもらいました。

ACTは応用行動分析の産物なので(この点については異論があるようですが)

厳密に考えるとCBTとACTは別物、ということになりますが、

我々のCBTに使える概念やエクササイズがたくさんあり、

セルフのCBTやクライアントとのCBTでも活用させてもらっています。

葉っぱのエクササイズなんかは、反すう思考への対処として

とても使いやすいです。

また特に重要だと思ったのが「価値」という概念です。

CBTではセラピーを通じてどうなりたいか、ということについて

中目標や小目標を設定するのは得意ですが

長期的な目標をどう定めるか、ということについて

これまであまり議論や研究がされていなかったように思います。

ですが、実際は中目標を設定するにあたっても、

その人が何に価値を置いて、どういう生き方をしたいか、

ということは非常に重要なことで、

セラピーで長期目標を一緒に目指すことはなくても、

そこに向かってクライアントが機能できるようになるために

手助けする、という意識を持つことは

とても大切なことなのではないかと、

ACTを学ぶことで、しっかりと認識できるようになりました。

ただ、応用行動分析の理論と「価値」という概念の関連性が

本を読んだだけではどうしてもわからなかった私は、

武藤崇先生のワークショップに出たときに

質問をさせてもらったところ、武藤先生は一言、

「価値って、めちゃめちゃ正の強化子でしょ」とおっしゃり、

私の疑問は氷解したのでした。

そうですよね、まさに正の強化子でした!

というわけで、CBTもいろいろと進化しており、

継続的に学んでいくことが必要なのだな、と

本ブログ休止中のほんの4年間を振り返るだけでも

実感されます。

でも継続的に勉強するべき何かがある、というのは

とても幸せなことだと思います。頑張ろうっと!

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