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2006年5月 1日 (月)

クライアント体験:ホームワークやりました!

試行CBTのネタばかりですみませんが,今回もこれです。

私の主訴は,禁煙ですが,とりあえず前回のインテーク面接時に設定されたホームワーク(といっても,私がセラピストさんに提案させてもらったのですが)は,「100箱作戦」のために,とりあえず100箱煙草を買って,箱に番号を振る,というものでした。

ということで,日々,せっせと煙草を買い続けていたのですが,先ほど溜まった煙草がどうやら100箱程度はあるように思われたので,数を数えてみたところ,106箱になっており,そのうちの100箱に「1」から「100」の数字を振り(箱の底に油性マジックで書き込みました),番号順に紙袋に並べました。

そこでふと思ったのが,「紙に書くスタイルのホームワークなら,それを次のセッションに持参すればよいが,このホームワークを実施したことを,セラピストにどう伝えたらよいのだろう?」ということでした。「ホームワークやりました! 自宅にナンバーの振られた煙草が100箱,待機してます!」と口頭で伝えるのでも良いのでしょうが,せっかくやったホームワークなので,もう少し「本当にやったんだよ!」ということをセラピストに伝えたいと思い,携帯で写真を数枚撮りました。次回の初回セッションでは,その写真をセラピストに見てもらおうと思います。やっぱりせっかく実施したホームワークは,できるだけセラピストに共有してもらいたい,と考えるわけです。

CBTは「協同的問題解決」である,と折に触れて私は言っているのですが,実際に「クライアント」としてホームワークをやってみて,やはりクライアントの視点からも,「確かに主役は自分だが,セラピストと共に問題解決していくんだ」と思えるのだ(もちろん全てのクライアントさんがそうだとは言いませんが),ということが実感できたような気がします。

ホームワークをやると,さらに次のセッションが楽しみになってくるのも面白いです。CBTのクライアントさんは,CBTについて,「楽しい」「面白い」という感想をおっしゃる方が多いのですが,「なるほど~」という気がします。

とにかくこの「クライアント体験」,何から何まで新鮮です。当面,この話題ばかりかもしれませんが,お付き合いいただけますと幸いです。

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コメント

いつも楽しく拝見させてもらっています。
私は時々コラムを自分で書くのですが、やはり監修する人の存在は大きいと思います。

ふと思ったのですが、「施術者に誉めてもらいたい」という気持ちは被施術者にとってどれぐらい大きいものなのでしょう?
その事が書かれていなかった気がするので、よかったら教えてください。

投稿: nishikawa | 2006年5月 2日 (火) 02時32分

nishikawa様

コメントありがとうございます。

> 監修する人の存在は大きいと思います。

本当ですね。今回の体験で,それを実感しております。

> 「施術者に誉めてもらいたい」という気持ちは
> 被施術者にとってどれぐらい大きいものなのでしょう?

というご質問の件ですが,私自身には今のところ
「ほめてもらいたい」という気持ちは,ありません。
「共有してもらいたい」という気持ちはとても強くあります。

それがCBTというアプローチの特徴なのか,私がそういう人間だからなのか,今はまだ試行CBTがインテークやアセスメントの段階で,介入の段階に入っていないからなのか(積極的に技法を入れていく段階に入ると,スキルの実施や習得が目的となるので,ちょっと違ってくるのかもしれません),まだよくわかりません。

以降,「ほめてもらいたい」という思いが生じるかどうかもモニターしながら,クライアント体験を続けたいと思います。ご質問ありがとうございました。


投稿: coping | 2006年5月 2日 (火) 09時03分

可能であれば施術者と共有して立てたはずの課題を成し遂げられず、「ひょっとしたら叱られるんじゃないか」というビクビク感を感じるかどうかもモニターしてみてくださいw

投稿: nishikawa | 2006年5月 2日 (火) 23時43分

nishikawa様

可能であればセラピストと共有して立てたはずの課題は,
できるだけ成し遂げたいと考えておりますが(笑),
というか,成し遂げられそうなことを
セラピストととの共有課題として立てたいと思いますが,
万が一それが成し遂げられない場合には,
クライアントとしての自分が,どんな感じを抱くか,
(ビクビク感を含む)モニターしてみます。

投稿: coping | 2006年5月 4日 (木) 09時45分

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